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京料理が薄味と言われる理由

2022/09/15
食材の色味を存分に活かした見た目からも、京料理は薄味の印象を持たれます。
しかし、実際はしっかりと味が表現されており、言われているほど薄味ではないのです。
そこで今回は、京料理は薄味と言われる理由をご紹介いたします。

▼京料理が薄味と言われる理由
■薄口醤油
薄口醤油を使った煮物の見た目によって、薄味な印象を与えています。

京料理は薄口醤油を使った煮物が多いため、見た目の色は淡く薄い味わいの印象を持たれやすいようです。
薄口醤油は他の醤油と異なり仕上がりの色味を薄くできるため、京都をはじめ関西を中心に好まれています。
また見た目に反して塩分濃度が高めなので、京料理は薄味ではないと言えるでしょう。

■上質なダシ
京料理は他の料理と比べても塩分量が少ないため、薄味に感じられるでしょう。
しかし、ダシがしっかりと利いているため、塩分濃度が低くても味が決まるのです。
京料理では昆布のうま味成分がしっかりと含まれ、カツオの上品な風味が漂うダシを基本とします。
このダシを使うため、塩分が少なくても十分満足できる味付けに仕上がるのです。

▼まとめ
京料理では「薄口醤油」「上質なダシ」を使っており、見た目と味による印象によって薄味と誤解されています。
実際は風味と味が上品に表現されていますので、ぜひ味わってみてはいかがでしょうか?
『創作和膳 喜祥』では、京都の食材を用いた本格的なお食事をお楽しみいただけます。
京料理を楽しみたい方は、ぜひ当店へお越しください。