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京料理の歴史について

2022/09/22
美味しい食材から美しい料理を提供する京料理は、四季を感じながら食を楽しめる魅力があります。
古くから親しまれてきた京料理ですが、いつからあるのか気になりますよね?
そこで今回は、京料理の歴史についてご紹介いたします。

▼京料理の歴史
■奈良時代~平安時代
京料理のルーツは、奈良の都です。
古事記などの文献から、当時の都には様々な食材や調味料などが集まっていたそうです。

都の人は食へのこだわりが強く刺身もよく食べていたため、この時代に切り方や盛り付けが発達します。
そして様式化されていき、その技術が現在の京料理に受け継がれているのです。
平安時代には、手が食材に触れないように切り分ける儀式が行われるようになります。

■鎌倉時代~戦国時代
鎌倉時代になると中国から精進料理が伝わり、食文化に大きな変化をもたらします。
限られた食材を様々な方法で調理し、様々なバリエーションで味を楽しむ文化が生まれました。
京料理の代名詞である「だし汁」の文化が発展し、同時にすり鉢が用いられるようになります。
そしてみそが調味料として普及し、みそ汁や田楽など多くのみそ料理が誕生したのです。

■江戸時代
江戸時代ではアレンジされた料理で形式にとらわれない、多様な料理に発展します。
宴会や会食に出される会席料理が登場し、様々な食の楽しみ方が庶民の間に広がりました。
京料理に欠かせない仕出し料理もこの時代から生まれ、ニーズが高まったことで一般的になります。
さらに屋台文化の誕生によって「お寿司」「お蕎麦」「おでん」などが広まったのです。

▼まとめ
京料理の歴史は奈良時代からはじまり、鎌倉時代・江戸時代と時を経て今に至ります。
非常に長い歴史がある食文化を、これからも大切に継承していくことが必要です。
『創作和膳 喜祥』では、丹波橋でこだわりの京料理をお出ししております。
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