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箸の種類について

2023/05/15
毎日のお食事で使用する箸には、いくつかの種類があることをご存知でしょうか。
普段、何気なく使用している箸ですが、大きく6つの種類に分けられるんです。
そこで今回は、箸の種類に応じた用途や特徴を見ていきましょう。

▼箸の種類とは?
■天削箸
「てんそげばし」と読み、身近な割り箸のひとつと言えるでしょう。
天とは、持ち手側の部分を意味します。
天が削れていることで、美しさを強調しているのが特徴です。
ホテルなどの、おもてなしの場で使用されることが多いです。

■元禄箸
「げんろくばし」と読みます。
4つの角を削ることで、なめらかさを強調しているのが特徴です。
頭部分の切り口が元禄模様に見えることから、その名がつきました。
コンビニやスーパーでもらえる箸は、この種類が多いでしょう。
割りやすくするための工夫として、箸中央に溝が入っています。

■丸箸
「まるばし」と読みます。
割り箸ではなく、組み箸です。

丸みを帯びた形で、割らないのが特徴です。
正月の祝箸や節句など、おめでたい席で使用されます。
物事を丸く収める・家族円満などの意味が込められたお箸です。

■利休箸
「りきゅうばし」と読みます。
かの有名な千利休が使用したことから、その名がつきました。
高級なものには、吉野杉を使用されます。
上部分と下部分の両端が細いため、下の部分を口に運ぶことに使い、上の部分は取り箸として使えます。

■小判箸
「こばんばし」と読みます。
割り箸のなかでは最も古く、断面が小判型に見えることから、その名がつけられました。

溝や割れ目などの加工は、一切施されていません。
初期は吉野杉で作られていましたが、今は白樺材が主流となっています。
汎用的に使用される、箸の一種です。

■竹割箸
「たけわりばし」と読みます。
熊本県南部や鹿児島県北部の竹材を使った丈夫なお箸です。
先付を丸く取ってあり、他の箸に比べてやや太めなのが特徴です。
油に強く、天ぷらなどの油を多く使用するお店で重宝されます。

▼まとめ
お箸には、「天削箸」「元禄箸」「丸箸」「利休箸」「小判箸」「竹割箸」があります。
種類に合った用途や特徴を知ることで、シーンに適した物を選ぶことができますよ。
上記を参考に、用途によって使い分けてみてはいかがでしょうか。